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リトルサンダー『Kylooe』原画展

2024年3月22日(金)- 4月14日(日)
金曜・月曜 3:00−8:00
土曜・日曜・祝日 2:00−7:00
火曜・水曜・木曜

ーひと時の夢がつなぐ3つの物語。壮大で美しい三部作をついに邦訳ー

リトルサンダーの漫画集『Kylooe』の待ちに待った日本語版刊行を記念して原画展を行います。
会場では約30点の漫画原画を展示。新刊(初回特典付・先着)とオリジナルグッズ(ポスター)、期間本の販売もいたします。力ぜひ足をお運びください。

*今回は作家本人の来日イベントは予定しておりません。
*原画展は2月(仙台)火星の庭、6月(京都)ホホホ座、9月(福岡)ナツメ書店に巡回します。

ー書誌情報ー
リトルサンダー『Kylooe』
野村麻里 訳

発売:2024年2月22日(木)
定価:4950円(本体4500円+税)
発行:リイド社
仕様:A5/388p(フルカラー)
装丁:加納大輔

ー作品紹介ー

行きづまりかけた人生が一瞬だけ見せる夢。青春の光と影を描く壮大な三部作。
世界で絶賛を浴びる香港のアーティスト、リトルサンダーによる渾身の作品を一冊にまとめた388ページの特厚オールカラーコミック!

描かれるのは、人生に行き詰まりそうになった人々と「Kylooe(夢)」という不思議な生き物が織りなす3つの物語。

第1章「憂鬱なトンボ・虹との別れ」
内気な女子高生ラムロクはある日、CDショップで、自分の暗い生活を変えてくれるような音楽と運命の出会いを果たす。バンドの名は「Downhearted Dragonfly」。そのアルバムを聴いてから目を覚ますと、自室にはアルバムのジャケットに描かれた生き物がいた。
夢の世界で本当の自由を知り変わろうとしたラムロクが目にしたのは――。

第2章「緑のトンネル」
わがままでおてんばな彼女と同棲する若者ラムは、彼女にせがまれ学生時代の恋人のことを話し出す。口をついて出るでたらめな恋愛話のなかで思い出すのは、本当に好きだった女の子、リンフェイのことだった。ある日つけたテレビから流れたアニメ「カイロー」はラムをあの日々へと押し戻すことになる。
無口で繊細な芸術家だったリンフェイとの日々のきらめき、そしてある後悔がラムの心のなかに深く刻まれていた――。

第3章「微笑みよ、さようなら」
感情を表に出すことを禁じられた世界で人々は感情を抑えこんで暮らしていた。
感情を抑えるのが苦手な少年マイルは、いつも自分を厳しく叱っていた父の死に直面し、思わず泣き叫んでしまう。だが、収監され絶望するマイルが刑務所で知り合った男、ナッシュはいつも自由に笑っていた。
感情をコントロールしようとする世界のなかで、マイルの夢に出てきた怪物カイローはあるヒントを与えるが――。

2010~2012年にフランスで3冊のシリーズとして出版された作品『Kylooe』。
リトルサンダー渾身の筆による美麗な線と彩色をあますところなく収録!

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(敬称略)

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